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【保護者向け】勉強が苦手な子どもの特徴【短期記憶の小ささを疑ってみる編】

こんにちは。中津です。

大学院で学校臨床心理学を専攻した元高校教員です。今は、フリースクール、個別指導塾、カウンセリングのお店をしています。

今回は、「勉強が苦手な子どもの特徴」というテーマでお話します。何度か同じテーマで記事を書かせてもらっていて、今回は、「短期記憶」に焦点を当てて考えてみます。

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短期記憶とは

短期記憶とは、短時間にのみ保持できる記憶のことです。作業記憶やワーキングメモリとも言われます。

アメリカの認知心理学者ミラーは、これをマジカルナンバーと呼んでいます。ミラーによると、短期記憶は7±2チャンクしか保持することができないとされています。

チャンクというのは、固まりのことです。例えば、「ラ、イ、オ、ン」はライオンという単語を知らない人にとっては4チャンクですが、単語を知っている人にとっては、1チャンクです。

7±2チャンクしか記憶できないというのは、数字やアルファベットの無意味な並びを「10秒で記憶して、再生してください」と言われると、人は5〜9ほどしか憶えられないという考えです。

勉強が苦手な子どもの短期記憶

短期記憶が5チャンクしかない人は、結構います。僕自身も少ないほうだと自覚しています。僕が特に困難を感じたのは、英語のリスニングテストです。英単語や文法など、後で解答を見ると分からないものがないにも関わらず、点数が取れませんでした。

大学院で短期記憶のことを勉強したときに、これだ!と思いました。英語の音声を聞いて、理解できているはずなのに、答えを読まれて、その4つの中から選ぶときに、さっき聞いたばかりの問題文の内容を憶えていないことが多かったのです。

もっと細かくいえば、英語を聞いて、日本語を聞いているかのようなレベルまで、慣れていれば答えられたかもしれませんが、実際はそう上手くもいきません。

なぜなら、僕は先生から3つや4つほど指示をされると、最初の1つか最後の1つくらいしか憶えられなかったのです。日本語で説明されても、難しいのに慣れない言語では解けるはずもありませんでした。

このように、勉強が苦手な子どもは、短期記憶のチャンクが小さい可能性があります。中学や高校では、1日のうちに、色んな教科で沢山のことを学びます。頭の中でリハーサルする時間もあまりないので、家に帰る頃には、ほとんどのことが記憶から抜けてしまいます。

短期記憶は、リハーサルされることで、長期記憶に変わっていくとされています。学習塾に通っていたりして、日常的にリハーサルする機会がある子どもは、どんどん長期記憶になって、知識が身についていきます。

僕自身は小4で公文、小5〜中3まで英数の塾に通っていたので、何とかなっていたのだと思います。英語と数学だけでも、余裕があるとテスト前は他の教科時間を使えるので、成績も悪くはなかったです。ただ、高校では苦戦しました。普通科の進学校だったので、授業スピードが上がって、これまでの余裕が一気になくなりました。

自分でいうのも…ですが、僕は努力はできる人でした。才能はないですが、努力した時間で補っていたかんじです。大学受験も失敗して、滑り止めの大学に行って、悔しくて、それからさらに努力して、何とか大学院に入れました。ただただ、しんどかったです。

この記事は、保護者向けに書いていますが、お子さんが苦労されないようにも、できるだけ早い段階で気づいてあげて、記憶にアプローチしてあげてください。

ウェスクラー知能検査

知的能力の程度を知る方法として、ウェスクラー知能検査が有名です。主に知的障害や発達障害の検査ですが、障害がなくても知能の凹凸が分かるので、気になった場合は、受けてみてもいいかもしれません。

僕は、大学院の講義で大学院生同士で検査をし合いました。その時も見事にワーキングメモリが低く出ました。大学院の先生からは、「常に手帳を持ち歩いて、記憶することが多い場合は、少し待ってくださいとメモを取らせてもらうと生きやすくなるよ」言ってもらったので、すぐに手帳を買って習慣づけました。

知能検査については、あまり詳しく内容を話すことはやめておきます。なぜなら、知識があることで知能検査の点数が上がってしまうと、正しいアセスメントができなくなるからです。

といっても、他の情報源で調べることはできます。ただ、自分のためや子どものための検査ですので、真白の状態で受けてもらえるといいかと思います。話せる範囲でいうと、少し時間のかかる検査です。しかし、カウンセラーが上手に時間を分けたり、配慮はしてくれるはずですので、安心して受けてみてください。

最後に

いかがでしたか。

少し筆が滑って、自分のことを話してしまいましたが、役に立ったでしょうか。

ぜひ、子どもの勉強が苦手になっている原因を見つけてあげてください。これを見つけないまま、英才教育や詰め込み教育をしても、子どもは苦しいだけです。

再度、「子どものために」という親心を思い出していただいて、学習を支援してあげてくださいね。

さて、今回は、ここまでです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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臨床心理学

Posted by Cozy