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攻撃(Aggression)【公認心理師試験対策】

2021年3月20日

攻撃(Aggression)

攻撃(Aggression)は、他者に対して危害を加えようと意図される行為のことを指します。

攻撃には、他者の身体に攻撃を示すだけでなく、精神的に攻撃を示す場合もあります。

関係性攻撃:仲間はずれや無視といった精神的な攻撃

衝動的攻撃:怒りによって衝動的に行われる攻撃

戦略的攻撃:自分の尊厳を保つための攻撃

一般攻撃モデル

Anderson,C.A. & Bushman,B.J. は、攻撃の要因として、一般攻撃モデルを示しています。

一般攻撃モデルでは、攻撃の要因を個人差要因と状況要因の2つを想定しています。個人差要因は、性格や生育歴などです。状況要因は、挑発や妨害などです。

こうした個人差要因や状況要因が認知や感情に影響を及ぼし、攻撃という行動に至るとされています。

道徳領域と慣習領域

攻撃においては、道徳領域と慣習領域という2つの領域から考慮されます。

道徳領域は、人権や自由に対する道徳な考えによるものです。攻撃行動は道徳領域から考えると、その行動自体が良くないものとして許容されないものです。

慣習領域は、集団の秩序を維持するために考慮されるものです。攻撃行動を一概に悪いとはせずに、状況によっては許容されることもあります。

■その他、仕返しや報復といった復讐の文脈を含む攻撃は受容されやすいこと、攻撃性の高い子どもは関係性攻撃を慣習領域から判断する傾向があること、など攻撃に関する研究があります。

引用参考文献

  • 首藤敏元・二宮克美(2003)子どもの道徳的自律の発達 風間書房
  • 金綱 祐香・濱口 佳和(2019)攻撃行動に対する中学生の善悪判断と判断に影響を与える要因の検討 教育心理学研究 67(2), 87-102.