ジスキネジア【公認心理師試験対策】
■この記事の著者は、医師ではありません。あくまで公認心理師試験対策としてご利用ください。
ジスキネジア
ジスキネジアは、不随意運動が起こる神経障害です。身体の一部分に現れることが特徴で、特に口周りで起こります。口をピチャピチャ動かしたり、舌を丸めたり、自分の意思とは関係なく、口や舌が動いてしまうため、会話が難しくなります。これをオーラルジスキネジア、口腔ジスキネジア、口部ジスキネジア、口舌ジスキネジアなどといいます。
ジスキネジアは、主にパーキンソン病の治療薬や抗精神病薬の影響により発現します。また、脳梗塞によって発現する場合もあります。原因が特定できないものを特発性ジスキネジア、治療薬を服用して、しばらく経って発現するものを遅発性ジスキネジアといいます。
ジスキネジアは、パーキンソン病の治療薬や抗精神病薬を長期服用した場合に、約30〜40%の患者に発現するともいわれ、医師や看護士はよく目にするものです。
抗精神病薬の服用によるジスキネジアは、公認心理師も病院勤務だけでなく、カウンセリングやアセスメントの場面でも目にすることはあるため、必須の知識といえます。
クライエントにジスキネジアを確認した場合は、パーキンソン病の治療薬や抗精神病薬の服用があるかを確認し、どちらもない場合は脳梗塞の可能性を疑い、適切に病院へリファーできるように心掛けておきましょう。
公認心理師試験対策
公認心理師試験では、片仮名の並びがいいのか、ジストニアやアカシジアなどと選択肢に並べられることがあります。それぞれ異なる症状や原因があるので、しっかり憶えて確実に得点しましょう。
確実問題
- ①ジスキネジアは、パーキンソン病治療薬や抗精神病薬の長期服用した場合に起こりやすい。(○or✕)
- ②ジスキネジアは、若い人でも発現する。(○or✕)
- ③ジスキネジアは、随意運動である。(○or✕)
- ④ジスキネジアは、原因がわからない場合もある。(○or✕)