幼児期の遊びによる社会性発達【公認心理師試験対策】
幼児期の遊びによる社会性発達
Parten,M.とNewhall,S.M.は、幼児期の社会性発達について「遊び」が重要であるとしています。
Parten,M.とNewhall,S.M.は、幼児期の遊びには、社会的相互関係の高まりがあると考えました。そして、観察研究の結果、幼児期の遊びを5つに分類することができました。想定年齢は、2〜4歳とされています。
①ひとり遊び
ひとり遊びでは、他の子と関わりがなく、自分だけで完結する遊びをします。(お絵かき、折り紙など)
②傍観
傍観では、他の子の遊びに興味を持ちますが、一緒に遊ぶことはしません。
③平行遊び
他の子と同じ遊びをしますが、具体的な交流はしません。(砂場でそれぞれの遊びをしているイメージ。)
④連合遊び
他の子と交流しながら同じ遊びをします。役割分担や協力はみられません。(砂場で一緒に遊ぶイメージ。)
⑤共同遊び
遊びが複数の子で組織化され、役割分担や協力が発生します。(粘土でそれぞれが動物や建物をつくり、動物園を完成させるイメージ。)
確認問題
- ①平行遊びでは、同じ遊びを協力して行う。(○or✕)
- ②共同遊びでは、役割分担や協力がみられる。(○or✕)
- ③ひとり遊びでは、他の子との交流がみられない。(○or✕)
- ④連合遊びでは、他の子との交流がみられ、役割分担や協力がみられる。(○or✕)