コロナの影響で不登校は増えたのか[今後の教育の変化を予想する]

2020年12月30日

新型コロナの感染拡大に伴い、不登校は増えています。日本教職員組合が全国の小中高校や特別支援学校計1152校を対象にした大規模調査を行っています。対象の学校の22.7%が不登校や保健室登校などの子どもが「増えた」と回答しています。

自主的な不登校

不登校といっても、これまで文部科学省が示してきた「無気力」「友人関係」「親子関係」といった原因では説明できないものが多いようです。実際にSNSで「コロナ 不登校」と検索すると、保護者の判断で自主的に不登校を選択し、コロナ感染のリスクを減らす努力をされているご家庭の声を聞くことができます。

事実、クラスターになった学校もあります。小学生や中学生では、感染症の危険を知り、理解することは難しいため、保護者が独自の判断で子どもを守ろうとしています。こうした自主的な不登校を選択しているご家庭は、かなりの数あると思われます。

SNS内での情報なので、どこまで本当か分かりませんが、コロナの感染を隠蔽する学校もあるようで、こうした情報が拡散され、危機感を持つ保護者も多いようです。

発信者も匿名ですので、この情報の信頼性は乏しいですが、あっておかしくはない状況にあるのは、確実です。

ホームスクーリング

学校に通わせることが危険と判断した保護者は、通信教育などを利用して、ご家庭で子どもの学習環境をつくり、勉強をさせているようです。小学生では、なかなか子ども自身で学習習慣を身につけることが難しいため、仕事を辞めて、子どもと一緒に過ごすことを選択する保護者の方もいるようです。

子どもが家にいる時間が増えるので、大変な部分もあるようですが、家族でのコミュニケーションをとる時間が増えるのは嬉しいことです。

このホームスクーリングには、メリットがあるものの、デメリットもあります。保護者としては心配になることです。例えば、成績や進路の問題、社会性の育成です。

これまで学校のシステムとして担っていた進路指導との距離ができ、現時点の学力の把握も難しくなります。また、教員は出席がないと評価ができないので、成績は低くなってしまいます。社会性についても、子どもは友達と話したり、協同活動をしたりする中で、コミュニティを作ったり、コミュニケーション能力が育まれますが、この機会が減ってしまうのも、心配になります。

ホームスクーリング選択している保護者の方は、こうしたデメリットを理解した上でのことだと思いますが、できれば教育のシステムが柔軟に適応してくれることを願っていることでしょう。

大学進学の需要

コロナの影響で、大学を退学する学生が増えています。アルバイトをして、ぎりぎり大学通うことができる学生は、コロナの影響でアルバイトをすることも難しくなります。また、講義はオンラインで行われ、想像していた華やかな学生生活とはかけ離れたものとなり、学習への意欲も低下してしまっていることでしょう。

これらを考慮すると大学は専門的な資格が取れるなどの、強みがない限り、学生は必要性を感じなくなっているようです。例えば、大学を辞めて、その資金でウェブビジネスを勉強したりして、今後のコロナが長引く想定もして、仕事を選択しようとしている方もいます。

正直、20歳くらいの若者がこの行動に移せるのは凄いことです。しかしながら、ぎりぎり生きている人たちは、その時その時を真剣に生きていかないといけないと、追い詰められています。

今後、コロナの感染に怯えながら生きていく場合、大学進学は難しい選択となるかもしれません。

早めのビジネス力の育成

ビジネスで生きる人たちは、苦労をよく知っています。自分の子どもを学校に通わせるのは危険だと思い、デメリットを知った上でも不登校を選択する場合、大学進学を諦めるまでいかないにしても、子どもが一人で学歴がなくても生きていける方法を教授するのは当然のことです。

僕の予想ですが、今後はこうしたご家庭は増えていくと思います。また、ビジネスを教える専門学校のような教育機関も人気が出ると思います。

コロナの危険性が高い都市部の大学進学は減っていき、地方の若者は近くの大学や通信制の大学を選ぶようになっていくでしょう。仕事場に行って仕事をするという形よりも家でパソコンがあればできる仕事が人気になっていくと思います。

最後に

これらは、あくまで僕の予想ですが、遠からずだと思います。この環境下で、どのように生きていくのか、常にアンテナを張り、先回りして動けるようにしておきたいものですね。