【2021年 春の高校バレー】石川県代表決定戦の感想【石川県工 vs 小松大谷】

2020年11月6日

こんにちは。

バレーボールの記事は初めて書きます。僕は、バレーボール歴でいえば16年で、今も社会人クラブチーム所属しています。2年間、全国大会常連校のコーチをしていたこともあり、高校バレーについては詳しい方だと思っています。

コーチをしていたとき、石川県工はよく合宿に来てくださって、監督の大塚先生にも良くしていただきました。昨年度は、小松大谷に負けて石川県工としては、リベンジマッチになったわけですので、僕も視点が石川県工側になっています。ご承知ください。

今回は、この立場から【石川県代表決定戦 石川県工 vs 小松大谷】の感想を書いてみたいと思います。

石川県立工業高等学校

県内では「県工」、全国では「石川県工」と呼ばれ、その名を連ねています。石川県工といえば、皆が坊主頭で厳しい練習に堪えて強くなるというイメージがあります。

ですが、大塚先生は「指示はしていない、時代も変わって、勝手にやっている」と話されていることから、今大会も坊主頭は多いもののエースやセッターは普通の髪型をしていました。

僕も以前、石川県工の生徒に「坊主は自主制なの?」と聞いたことがあります。その時は、「伝統的に坊主なので」と話していた。

バレーのスタイルは、比較的シンプルです。全国的に見れば、技の数は少なめですが、1つひとつの完成度が高いです。今大会で注目したのは、ブロックです。1セット目は落としたものの、ブロックがしっかり得点源になっていました。

セッターの背が高いため、動画を見ると動きは、それほど速いように見えませんが、ボールがセッターの手から離れて、スパイクに繋がるまでの時間が短いです。また、小松大谷のエースをブロックで苦しめていました。

両エースは、特別に打点が高いわけではないですが、相手のリズムを崩すようなスパイクやブロックに当てながらもコートに落とすようなスパイクを見せ、上手さが光っています。

あまり目立ちませんが、サーブキャッチが安定していて、キャッチからの攻撃がしっかりできていることも小松大谷との差に繋がっていると思います。

小松大谷には、力強いスパイクを打つエースと高身長のミドルがいます。1セット目は、ブロックを弾かれたりすることが多く、レシーブできそうだけど、少し届かないという失点が続きました。

2セット目、3セット目は、小松大谷の攻撃を上手にワンタッチを取って、自分たちの攻撃に繋がられていました。小松大谷としては、クイックを増やしたいところでしたが、サーブキャッチがネットから離れ、十分にクイックが活きませんでした。

やはり、石川県工の個々の完成度が高かったです。時折、見せるミドルのブロード攻撃や、ステップフェイクを入れた時間差攻撃が小松大谷のブロックを翻弄する形になり、ここでブロックの差が出たとも思います。

小松大谷高等学校

小松大谷は、大エースと190cmを超えるミドルの存在が大きく、石川県工を苦しめました。裏エースは1年生でしたが、しっかり得点を決め、十分に存在をアピールしています。

1セット目は、石川県工のブロックに苦しみますが、多彩な攻撃ができ、小松大谷のリズム、勢いで試合進みました。

2セット目の中盤から、サーブキャッチがネットから離れることが増えてきて、両ミドルの長い場所に打つ効果的なクイックが活かせなくなります。攻撃がレフトに偏ると、石川県工のブロックで上手に防がれます。

3セット目、大エースがブロックアウトを狙うような力強いスパイクを打ち始めます。石川県工としては、我慢の時間がありました。ブロックとレシーブで粘り、小松大谷のエースが打ち切れないタイミングで、攻撃を仕掛けるという守備に徹するシーンがありました。

小松大谷としては、ここで多彩な攻撃が仕掛けられればよかったのですが、中盤まできていたためか、エーストスが集中しました。我慢し続けた石川県工の安定感が勝り、連続得点にはならず、そのまま押し切られる形になってしまいました。

小松大谷は、負けはしたものの、1年生、2年生多く、また良い活躍を見せたので、来年度は強くなることが予想できます。

最後に

石川県の優勝は、セットカウント2−1で石川県工です。春の高校バレーまで、あとしばらくです。よく見ていたチームでもあり、個人的にも応援したいと思います。石川県工は、3年生は勿論ですが、2年生の裏エースが非常に印象に残りました。滞空時間が長く、上手いスパイクを打ちます。彼の成長が1つの鍵となることでしょう。

それでは、今回は、ここまでです。春の高校バレーの都道府県予選で観た試合の感想を書いていきます。個人の趣味レベルですので、ご承知くださいね。それでは。