PTSD(心的外傷後ストレス障害)のカウンセリング

2020年11月16日

こんにちは。 Cozy です。

今回は、PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)のカウンセリングについてお話いたします。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは

PTSDとは、トラウマになりうる衝撃的な出来事を経験することによって、類似した出来事や関連のある場所や物に遭遇すると、フラッシュバックやパニック発作、解離などが現れる障害です。

PTSDになりうる出来事

PTSDになりうる出来事として、災害、事件、事故、虐待、性犯罪被害、いじめ、他者の死などが挙げられます。また、これらを直接的に経験していなくても、映像を見たり、話を聞いたりすることでもPTSDになることがあります。

PTSDの症状

出来事の記憶が鮮明に蘇るフラッシュバックが起こります。もう一度、同じ体験をしているかのような鮮明さがあるという報告があります。この間、思考は停止し、周囲の状態を見渡すなどの余裕はありません。

パニック発作を起こし、胸が締め付けられるような苦しさに悶え、気を失うこともあります。また、過呼吸を起こしたり、事故が起こりうる危険な状況であっても、その場から逃げたり、暴れたりもします。

※個人差はあります。

PTSDにかかる防衛機制

防衛機制とは、人が無意識的に起こす自分の心を守るための機能のことを指します。

抑圧:負の感情を押し殺す

逃避:負の感情から逃避する

投影:自分の負の感情を他者のものとして押しつける

などがあります。

PTSDの患者は、この防衛機制が強く現れます。これは、必死に自分を守ろうとしているサインでもあります。

解離

解離とは、防衛機制とは概念的には異なりますが、自分を守るための機能という意味では、同質のものと考えられます。

解離とは、自分を現実から切り離すような状態になることです。実際に行動しているにも関わらず記憶がないなどがあります。

有名なのものに、解離性同一障害があります。解離性同一障害の患者には、核となる人格の他に数人の人格があります。その人格は自身の元々ある感情や能力が分散したかのような人格です。本人の身体が実際に行動しているにも関わらず、それぞれの人格が身体を統制しているような感覚になっています。人格には、それぞれに名前があり、記憶が残っている場合もありますが、『また、〇〇が勝手に□□したんだね』など、自分の意志による行動ではないように表現します。

PTSDの治療方法

強い不安や不眠を緩和するため抗不安薬や抗うつ薬が用いられます。とはいえ、投薬療法では、PTSDの根本である心的な状態は改善できないので、心理療法(カウンセリング)がメインになってきます。心理療法としては、認知行動療法暴露療法が中心になります。

暴露療法については、コチラを参考にしてください。【不安障害に対する暴露療法】

PTSDの支援

PTSDの症状は非常に重く、安易にトラウマに対峙させようとすると、自己破壊的な行動を誘発させてしまうおそれがあります。

主治医やカウンセラーの方針に従って、治療を行ってください。防衛機制が出ているときは、自分を守ろうとしている状態ですので、安心して休むことができるような声掛けや環境づくりを心がけてください。

また、行政やNPOで支援を行っているところもありますので、そちらも活用していただいて、知識を身につけたり、交流をすることが治療の促進に繋がるでしょう。

最後に

PTSDは、すぐに改善できるものではなく、時間がかかるものです。焦らず、無理のないペースでカウンセリングを受けてください。信頼できる主治医とカウンセラーのもとで、改善していきましょう。

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。

フリースクール Cozy