病気不安症(Illness Anxiety Disorder)【公認心理師試験対策】
病気不安症
病気不安症(Illness Anxiety Disorder)とは、「自分は重い病気にかかっている」や「重い病気にかかってしまう」という病気に対する不安が強く、過度もしくは不釣り合いなとらわれがある状態を指します。
過度な健康への気づかい、注意があるなど、とらわれによって行動の強化と回避がみられます。また、この状態が少なくとも6ヶ月持続する場合に診断されます。
病気に関連したとらわれは、身体症状症、パニック症、全般不安症、醜形恐怖症、強迫症、または「妄想性障害、身体型」などの他の精神疾患でうまく説明できないとされています。
治療
投薬療法と心理療法が用いられます。投薬療法ではSSRIなどの抗うつ薬が用いられます。心理療法では認知行動療法が用いられます。
また、本人が信頼する医師によって、病気の詳細な説明を受けることで、病気に対する不安が緩和されることがあります。