不登校の中学生が抱える将来への不安を解消したい

2021年2月9日

今回は、「不登校の中学生が抱える将来への不安を解消するには」というテーマでお話したいと思います。

現在、不登校の状態にある中学生の方、その保護者の方に読んでいただきたい記事です。この記事を読むことで、少しばかり将来への希望が湧いていただけたら幸いです。

不登校の中学生が抱える将来への不安を解消するには

現在、不登校の中学生の方は、不登校になったことにより絶望感を抱き、その心のダメージが落ち着いてきた頃には、将来のことを考えるタイミングに至っていることと思います。

  • 中学の成績が低くて高校受験は受かる気がしない
  • 友達がいない人生を歩むのではないか
  • レベルの低い高校しか行けない

などの漠然とした将来への不安があるのではないでしょうか。不登校のデメリットについては、皆さん理解されていることと思いますので、今回はポジティブな話だけをしていきます。

不登校からの大逆転を狙う

不登校になった時を、ゼロの状態だとすると、あとは上がっていくだけです。社会的な目でみれば、どうしても不利に見えてしまうかもしれませんが、不登校の強みをしっかり活かして、人生の大逆転を狙いましょう。「そんなのできっこない」は言わないで!できる範囲のことしか話しません!ポジティブに!

①高校受験で大逆転

高校受験を諦めようとしている方は、時期を考えてください。僕は、1年あれば、大逆転が可能だと考えています。高校受験の方法で、中学校の成績が重要となる推薦入試では、どうしても不利です。しかしながら、筆記試験の点数が重要となる公立の後期試験や私立の一般入試では、チャンスがあります。

学校に通っている人たちは、副教科や道徳、学校行事といった高校受験で必要な5教科以外費やす時間があります。一方で、不登校の場合、気合を入れて勉強すれば、学校に通う人たちよりも、5教科の勉強に時間を費やすことができます。1年間、勉強しまくることを覚悟して、中学校の中で1番を取れるくらいの意識で勉強すれば、高校受験でいわゆるレベルの高い学校にも入学できます。

ただし、気をつけたいのは、公立の後期入試でも、成績が全くつけられない状態だと、落ちる可能性があります。なぜかというと、得点配分は低いといえど、成績が加味されるからです。

成績の配分が各1点だとすると、9教科でオール5の場合は45点です。まあ、オール5の子は滅多にいませんが、有名進学校だと40点くらいはあると思います。一方、不登校で成績が全くないと、この時点で40点の差があります。この点でいえば、学校の定期テストだけでも、別室受験などで受けさせてもらって、低くてもいいので、成績はもらった方がいいです。

5教科の成績が1だとしても5点はあります。これだけ差が埋められるのは大きいです。また、定期テストを受けると、点数や順位が載った票がもらえる場合もあります。ここで、中学校の中でどのくらいにいるかが把握できます。

重要なのは、高校側に努力を認めてもらうことです。「成績が悪い+試験の点数が低い」は絶対に受かりません。しかし、「成績は悪いけど、試験の点数が高い」という場合は、高校の先生たちも、何があったのか気になります。出席日数をみて、不登校だということは容易に推察されます。また、既に中学校から高校へ情報が伝えられている場合もあります。

ここで、高校の先生たちが、「事情があって不登校になったけど、よく努力したんだろうな」と思ってくれたら、あとは点数の総点しだいで合格になります。ただし、不登校の理由が、自分が招いた非行や暴行だったり、積極的な学校拒否の場合は、その情報も高校が把握している場合もあります。公立高校の受験であれば、個人的な事情で落とされるようなことはありませんが、私立高校で人間性も評価する面接試験がある場合は、落とされる場合もあります。

具体的な勉強方法は、遅れているぶんを取り戻す努力と中学で1番を取るくらいの努力が必要なので、1日6時間以上は勉強したいところです。学習塾に通っていれば、午前で2時間、午後で3時間、塾で1時間と分けて考えれば、それほど長い時間ではありません。

勉強にかける時間が長いほど、勉強する習慣がつきやすく、憶えるコツのようなものも分かってきます。最初は、気だるいかもしれませんが、とにかく6時間は机に向かってください。

また、時間も重要ですが、同時に質も大切です。独学は効率が悪いです。学習塾に通うか家庭教師を必ずつけましょう。家庭の経済的な負担にもなりますが、「お金がかかっているから頑張らなければならない」という意識を持つことで、信念が強化されますので、これも狙っていきましょう。

あと?フリースクールについて話をしておきます。フリースクールは、ゆっくり活動して、子どもの居場所としての役割を担っているところが多いです。一方で、学習支援に力を入れているフリースクールもあります。学習支援に力を入れているフリースクールであれば、日中はフリースクールでガッツリ勉強を教えてもらって、夕方は学習塾に行くという方法もできます。

かなりしんどいとは思いますが、1年あれば、僕は十分に可能だと思っています。ぜひ、大逆転を狙いましょう。

②交友関係で大逆転

忘れてませんか?ポジティブ!ですよ!

僕の経験からいうと、小学校や中学校の友達で、社会人になってからも交友関係が続いているのは、数名です。中学校で常に一緒にいた仲の良かったクラスメイトでさえ、高校で遊ぶようなことはなく、大学生の時は県外の大学だったので、全く会っていません。どちらかというと僕はバレーをしていたので、そこでの繋がりは強く、今でも関係が続いています。

ですから、小中学校の段階で不登校になって、将来の交友関係に不安を抱えている方は、それほど深刻に考えなくてもいいです。高校や大学でも友達は作れますし、大人になっても今はSNSがあるので、趣味や思考の合う方と気軽にコミュニティが作れます。

僕自身は、Twitterを主に使っていますが、会ったことのない仲の良い人がいて、たぶん会おうという話をすれば、会ってくれると思います。あと、バレーも続けているので、そこで交友も増えています。趣味を持っておくのはいいかもしれません。

③大人になってからの大逆転

いいですか?ポジティブですよ!

良い高校に行けず、フリーターや大変なブラック企業にしか就職できなかったとしましょう。しかし、このような状況でも生きている人は沢山います。それが幸せかどうかは一旦置いておいて。生きるのは簡単のようで簡単ではないです。ただ、生きるだけだったら、一生フリーターでも何とかなるかもしれませんが、家がほしい、結婚したい、贅沢したい、となってくると生きる上での難易度は上がっていきます。

どうしても、必要なのはお金です。アルバイトであれば、時給850〜1100円くらい。1日8時間働いても、1万円に届きません。月収でいえば、15万もいけば上等です。しかし、そこからアパートの賃料や食費、電気・ガス・水道などの公共料金が引かれると、手元にはほとんど残りません。

では、どうしたら、貯金ができるほど稼げるでしょうか。今の僕が中学生や高校生の時に戻れたとしたら、ブログやYouTubeで副収入を得ることを考えます。顔出しをしなくても、まとめサイトのようなものをコツコツ育てて、収益化することで、月に5万円は稼げるようにしておきます。

勿論、上手くいくとは限りませんし、それなりに勉強しないといけません。もし、親や親の知り合いで、副収入を得ている人がいれば、教えてもらって、実践すると思います。たとえ、学生時代にお金にならなくても、この知識は必ず大人になった時に活きてきます。理解度が増してきて、副収入を得ることができるようになってきます。

僕も、今は時間があるので、このブログのように人の役に立つ記事を書いて、広告収入が得られたらいいなと頑張っているところです。月に5万円稼げたら、かなり生活が楽になりますよね。僕が上手くいったら、その方法も今後は記事にしていきますね。

最後に

3つ目は、ちょっと実現が難しいですが、1つ目と2つ目は、かなり自信があります。不登校の状態で、気持ちがネガティブになっているとは思いますが、踏み出した覚悟さえできれば、確実に良い方向に向かっていけると思います。中学生で人生を諦めないでください。まだまだ大逆転が可能です。諦めるな!ポジティブに!

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不登校,臨床心理学

Posted by Cozy