【友達を作りたい!】コミュニケーション能力を高める挨拶の仕方

コミュニケーション能力がなくて、友達が作れないという方に向けて、コミュニケーション能力を高める方法を紹介します。今回は、『挨拶編』です。

①仲良くなりたい対象を決める。

まずは、仲良くなりたい人を決めます。一緒にいて楽しそうとか、遊んでみたいとか、思える相手を思い浮かべてみてください。

次に、挨拶ができる仲であるかを考えます。普段、会わない人に急に挨拶をしたり、話しかけたりすると不審がられてしまいます。同じクラス、同じ職場、などの場合、挨拶しやすいと思います。

もし、挨拶をすることも難しい場合は、その人の周りから攻めていくことになります。つまり、友達の友達は友達作戦です。

仲良くなりたい人と一緒にいて、挨拶できそうな人を思い浮かべてください。できるだけ優しそうな人がいいです。もし、同じ空間にいる人であれば、チャンスはいくらでもあります。

②挨拶の土台を作る。

挨拶の土台づくりは大切です。例えば、朝、教室や職場に入ったときに必ず挨拶をする人は、自然に誰にでも挨拶をすることができます。

学校では「ありがとう」や「ごめん」、職場では「失礼します」や「お先に失礼します」など、礼儀正しさがある人は、挨拶を誰にしても不自然ではありませんよね。あと、話しかけやすさがあって、相手から話しかけてくれることも期待できます。

八方美人じゃないですけど、誰にでも安定した接し方をすることは大切です。

③挨拶を習慣化する。

心理学では、単純接触効果というものがあります。。これは、人は接することが多くなるほどに好意を抱きやすくなるというものです。

土台を上手に作ることができた人は、挨拶する人を増やしていって、目的の人に近づけていけばいいです。

土台が作れない人でも、勇気を出して挨拶してみてください。普段、全く関わりのない人に挨拶をされると、反応に困るかもしれません。できれば、きっかけが何かあると良いですね。

例えば、落とした消しゴムを拾ってもらったり、友達の友達と一緒に少し話したりしたらチャンスです。翌日は、「昨日はありがとう」と挨拶をしやすくなるわけです。この機会は逃さないようにしましょう。

こうなったら、あとは毎日、挨拶を続けましょう。合うたびに「よう」でも「おす」でも、手を降るだけでも構いません。相手も意識するので、挨拶が普通に交わせるようになるまで、続けてください。

④挨拶から会話へ。

挨拶が普通に交わせるようになったら、自然と会話を始めましょう。相手の情報を集めておいて、「そういえば、○○さんって、△△やってるの?」と挨拶ついでに聞いてみましょう。

話の展開は、考えなくても大丈夫です。挨拶のついでなので、「今度、教えてよ」くらいに次の機会に繋げてしまいましょう。

もし、時間がある状態で会うことができたときは、「この前に教えてほしいって言ってたやつ、憶えてる?」と、話しかけてみてください。連絡先を聞くチャンスです。

相手に話をさせて、自分は聞いたり、質問をする側にあるので、会話も難しくありません。事前に情報を調べておくなどの準備だけしておきましょう。

⑤友達になる。

単純接触効果もあり、連絡先を聞くことができたら、もう友達といっても過言ではありません。ただ、友達なの?と聞かれても、「友達だよ」とは自信を持って言えないくらいの関係ですよね。

そこで、関係性を深めるためには、「遊び」が必要になります。学校や職場の中だけの友達、というのは沢山いますが、プライベートで遊ぶ友達は少ないと思います。

遊ぶことで、ぐんと距離が縮まります。特に恋愛を意識しているのであれば、遊びは必須です。

共通の友達と大勢で遊んでもいいです。ただし、恋愛を意識している場合は、2人で遊びましょう。かなりの勇気が必要ですが、勇気が勝つか恥ずかしさや振られる怖さが勝つか、自分との闘いです。

【番外編】どうしても友達が作れない人へ。

友達が作れないという方は、挨拶すらできていない場合があります。また、挨拶するといっても、形式的な挨拶しかできていないのではないでしょうか。

上述のコミュニケーション能力を高める方法は、初心者〜中級者向けのような内容でしたが、中には初心者にもなっていない、ゼロに近い人もいるはずです。

そういった方は、まず一歩を踏み出す勇気を持たなければなりません。コミュニケーション能力というよりかは、勇気があるかどうかです。自分を出す覚悟があるかどうかです。

つまり、打席にすら立てていません。というより立とうとしていません。勇気を出そうとしていないということです。

本当に友達がほしいのであれば、それなりに勇気は必要です。いくらコミュニケーション能力が高くて、話題があっても、打席に立たなければ、何も始まりません。

社交不安障害、場面緘黙症などの方は別です。でも、改善される方は、「友達がほしい」から改善したいと勇気を出して、カウンセリングを受けたりしています。

ぜひ、自分を変えたいと思うのであれば、最初の覚悟を決めてください。応援しています。

臨床心理学

Posted by Cozy