元高校教員が教える高校入試の面接対策【よく出る質問と回答のコツ】

2021年1月26日

広告

今回は、高校入試の際によく出題される質問と、その回答のコツをお話します。僕は、元高校教員です。あくまで元高校教員1人の意見として参考にしてください。

広告

面接の基本

高校入試の面接試験では、ある程度の型が決まっています。特に公立高校では、他の公立高校との差が大きすぎるのは良くないと教育委員会によって基準が設けられている場合があります。(各自治体によって異なります。)ですから、回答はあらかじめ準備できます。

また、回答のコツを考える上で、面接官(高校教員)が「この子が良い」と思ってもらえるように回答を作りましょう。面接官も相手は中学生だということを理解していますので、基本的には難しい質問や意地悪な質問はしません。(ただし、一部の人気な学校では、難易度が凄く高い場合もあります。)

回答は、誰でも考えられるものだったり、個性のないものだったりすると、評価は高くなりません。僕が、個人的に高評価されると思うのは、この高校に入りたいという熱意が伝わってくるストーリー性のある回答です。

面接試験は緊張もあると思いますが、高評価を得る受験者は、徹底的に準備をしてきていることが伝わってきます。しっかり回答を考えて、入室や退室といった基本や回答まで何度も何度も練習しています。逆に練習不足の人は直ぐ分かります。

緊張して無言が続いたり、回答が途切れていたりすると、しっかり練習してきた受験者よりは評価が低くなってしまいます。

まず、基本として、質問に回答する際は、「はい。私は〜」と回答を始め、「以上です。」もしくは「終わります。」と終わりの合図をしてください。最初と最後の合図を出すことで、面接がスムーズに進みます。このちょっとした丁寧さが面接では評価されます。

①志望動機

【例】『あなたが〇〇高校を受験した理由を教えてください。』

志望動機は、入学する意欲や入学後の目標を知るために必須の質問です。99%は聞かれると思っていいです。しっかり準備しておきましょう。

志望動機を回答する場合、志望動機は1つか2つに絞りましょう。志望動機が沢山あることは良いことですが、3つも4つもあると、面接では長すぎる回答になります。また覚えるのも大変です。

理由を1つにする場合、『はい。私が貴校を志望する理由は、〇〇です。』と始めて、その後に理由を付け加えていきましょう。

理由を2つにする場合は、『はい。私が貴校を志願する理由は、2つあります。1つ目は〜〜』とするか『はい。私が貴校を志願する理由は〇〇と✕✕の2点あります。〇〇は〜〜』とすると良いでしょう。

【高評価ポイント】

  • ①受験する高校(学科)の特徴を踏まえる。
  • ②将来の夢が決まっていたら回答に入れる。
  • ③具体的な経験を入れると個性が出る。

<例>受験する高校が工業高校の自動車科の場合

「はい。私が貴校を志願する理由は、将来、自動車整備士として働きたいからです。私の父が自動車整備士として働いていて、幼い頃、自動車整備の体験をさせてもらった思い出があります。〜〜」

②自己PR

【例】あなたの自己PRをお願いします。

自己PRでは、自分の良い部分をアピールします。性格的な特性や習い事・部活動での実績があると回答しやすいです。ただ、『明るい性格です。』と言っても、説得力に欠けるので、具体的なエピソードを添えてください。

例えば、『中学校の3年生のクラスでは、いつも楽しいクラスになるように、明るく居ようと意識しています。』や『友達や家族に一緒にいると楽しいと言われます。』などを添えて話すと説得力と個性が出てきます。

また、部活動の実績があっても『剣道をしていて県大会で優勝したことがあります。』だけではストーリー性がないです

【高評価ポイント】

  • ①個性を出す。
  • ②簡単に身につかないアピールポイントを使う。
  • ③話の中に他者を登場させる。

<例>部活動(リーダーシップ)でアピールする場合

『はい。私はリーダーシップがあると思っています。中学校では剣道部で主将を任されていました。団体では大将としてチームを支えました。負けて悔しい思いをするたびにチームで意見を出し合い、励まし合い、中学生最後の大会では優勝することができました。』

このような回答では、苦労や仲間との関係が見えてくるなど、ストーリー性があって凄く心に残ります。

③中学校生活で頑張ったこと

【例】あなたが中学校生活で頑張ったことは何ですか。

これも自己PRと同じく、実績があると答えやすいです。漢字検定や英語検定で何級になったとか、部活動で優勝したとかです。また文化祭や体育祭といった特別活動も良いと思います。

例えば、文化祭の発表で友達と一緒に時間をかけて準備した体験談や、体育祭のクラス対抗競技で優勝するために力を合わせて頑張ったことなどです。

個人的に思うことは、「運動部で頑張った」というのは、他の受験者も同じように答える人が多いので、個性が出にくいと思います。やはり、どのような立場にいて、どのように役割を果たしてきたかという個性とストーリー性があると、似た内容でも1つ抜きん出ることができます。

高評価ポイント

  • ①他の受験者より強いアピールをする。
  • ②他の受験者がしていない経験を話す。
  • ②自分の立場や役割を意識する。

<例>合唱祭をテーマに回答する場合

『はい。私が中学校生活で頑張ったことは合唱祭です。私は音楽が好きで、小さい頃に聖歌隊に入っていたこともあります。合唱祭では残念ながら3位に終わってしまいましたが、歌うのが苦手な友達と休み時間に一緒に練習をしたりして、クラスが1つになっているかんじがして、嬉しかったのを覚えています。』

④高校生活で頑張りたいこと

【例】あなたが高校生活で頑張りたいことは何ですか。

この質問は、高校生活での目標を聞かれているわけです。将来の夢がはっきりしていると答えやすいです。例えば、「電気工事士の資格を取得したい」など、具体的に答えることができます。

また、「2年生までに取得したい」とか「1年生から勉強を始めたい」など時期的な話をすると具体性が増します。

近年の部活動を学校から切離そうとしている流れを鑑みると、「部活動で全国大会に行きたい」というのは、今後は微妙な評価になってくると思います。ただ、私立の高校で体育科を持っていたり、プロに送り込むことを売りにしている高校は別です。

高評価ポイント

  • ①将来の夢を絡める。
  • ②資格など具体的な目標を入れる。
  • ③どのように頑張るか手順を入れる。

<例>電気工事士を取得したい場合

『はい。私は、電気工事士の資格取得を目指したいと思っています。将来は、電力会社や電気保安協会に就職したいです。そのために2年生の時点で第二種電気工事士を取得して、学年成績は常に上位を目指します。授業や実習で学んだことを毎回、復習します。〜〜』

最後に

この4つの質問は、必ず回答を準備しておきましょう。回答が準備できたら、時間を計りながら、ひたすら練習です。回答が途切れてしまったり、緊張して伝えたいことが伝えられないと、評価が下がってしまいます。

そして、他の受験者よりも印象に残るような『熱意・個性・丁寧』な回答を意識して頑張ってください。

教育心理学

Posted by Cozy