三隅二十二のPM理論【公認心理師試験対策】
社会心理学者であった三隅二十二(みすみ じゅうじ)は、レヴィンのグループ・ダイナミックス(集団力学)を日本に持ち込んだことでも知られています。
三隅は、集団力学を考える上で「リーダーシップ」の重要性を謳い、リーダーシップをPerformanceとMaintenanceの二次元で捉え、『PM理論』として紹介しました。
PM理論
PM理論のP(Performance)は「目標達成」、M(Maintenance)は「集団維持」という意味です。
下の画像を見てください。
- 『目標達成力』が高い場合は「P(大文字)」
- 『目標達成力』が低い場合は「p(小文字)」
- 『集団維持力』が高い場合は「M(大文字)」
- 『集団維持力』が低い場合は「m(小文字)」
で表記されています。
PM理論は、最もリーダーシップが優れている人は『PM』で、おおよそ『PM>Pm=pM>pm』の順にリーダーシップが高いという理論です。
- 『PM型』:目標達成力が高く、集団維持力が高い。
- 『Pm型』:目標達成力が高く、集団維持力が低い。
- 『pM型』:目標達成力が低く、集団維持力が高い。
- 『pm型』:目標達成力が低く、集団維持力が低い。
この4つの型があります。