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マーラーの分離ー個体化理論【公認心理師試験対策】

2021年2月26日

分離ー個体化理論

分離ー個体化理論は、Mahler,M.が提唱した発達理論です。Mahler,M.は、乳児が母親から分離していく未分化過程を2つの時期に、分離ー固体化過程を4つの時期に分けて説明しています。

分離ー個体化理論における発達段階

Mahler,M.は、①未分化期、②分離ー固体化期、と段階に分けて考えています。

①未分化期(1〜4ヵ月)

未分化期には、自閉期と共生期があります。

◆自閉期(1〜2ヵ月)

自閉期では、自己と外界の区別がなく、生理的な反応によって支配されている時期です。この自閉期は、自閉症とは異なり、正常な発達過程で生じる自閉傾向を指します。

◆共生期(3〜4ヵ月)

自己の内界への意識、緊張場面での外界への注意が強くなる時期で、母親と子が常に生活を共にし、母子一体化している時期でもあります。母親の表情を見て微笑するなどの反応がみられます。

②分離ー固体化期(5ヵ月〜3歳頃)

分離ー個体化期には、分化期、練習期、再接近期、個体化期があります。

◆分化期(5〜8ヵ月)

母親を認識して、この人が母親だと特定する時期です。

◆練習期(9〜15ヵ月)

母親を基地として捉え、一時的に離れて行動することが増えてきます。他の人や物にも関心を示すことが増えてきます。分離不安は小さく、好奇心で行動することが増えます。

◆最接近期(15〜24ヵ月)

母親から離れて行動することに不安を感じるようになり、母親から離れようとしないなどの行動特徴がみられます。分離不安が最も高まる時期で、母親から隠れるなどの試し行動がみられます。

◆固体化期(24〜36ヵ月)

不安を抱えながらも、母親から離れて行動することができる時期です。日本でいえば、保育園に入園して、母親と泣きながら離れ、しだいに慣れていく時期と重なります。

公認心理師試験対策

公認心理師試験では、知識問題としては、段階を並び替えたり正しい知識を問う問題が出題される可能性があります。

【例題】乳児が母親から分離する過程において、Mahler,M.の理論を用いて、最も適したものを1つ選べ。

  • ①最接近期では、分離不安を抱きにくい。
  • ②自閉期では、外界に対する注意が強くなる。
  • ③練習期では、母親からの分離不安が強い。
  • ④固体化期では、分離不安がありながらも母親から離れられるようになる。
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