独身なら投資でFIREを狙え【誰でも資産を増やせる方法】

2022年3月6日

FIREとは

FIREとは『Financial Independence, Retire Early』の略称で、経済的自立と早期退職を意味しています。

経済的自立というのは、会社で働いたりせずに資産収入などで生活費を賄うことを指しています。例えば、株式投資の配当金や不動産投資によって実働がなくても生活が成り立つ程度の収入がある状態です。

早期退職は、言葉のとおりで、定年退職するまでに経済的自立を果たした上で会社を退職することです。30代や40代でのFIRE達成を目指す方が多いようです。

株式投資がおすすめ

不動産投資を考える方もいますが、不動産投資には初期費用や維持費が多くかかります。アパートを建てて賃貸収入を得る場合、アパートを建設する費用や借り手を探してくれる会社への仲介費用、建物の管理費用などがあります。

3000万円のローンを組んで、家賃8万6部屋のアパートを建設したとして、切れ間なく借り手がいた場合でも1年で576万円の収入です。税金や他の費用を除いても、元を取るのに6年程度かかります。

アパートで瑕疵的なトラブル(自殺や殺人、騒音や環境劣化など)があって、借り手が居なくなる可能性もあります。不動産投資は、場所選びや運営など意外に難易度が高いのです。

この点、長期運用における株式投資はやり方次第でリスクを管理できます。スピードは欠けますが低リスクで資産を増やす方法があります。

株式投資の長期運用

投資と聞くと映画やドラマで見るような、株価の上がり下がりを見て細かく売り買いしているシーンを思い浮かべます。これはデイトレードと言われる投資手法です。

投資にはデイトレード長期運用があると考えてください。今回、おすすめするのは長期運用です。

デイトレードは高リスク・高リターンで、上級者向けです。一方で、長期運用は低リスク・低リターンです。複利の力で数年後には伸び率が上がっていきます。堅実にコツコツ増やしていく初心者向けの投資手法です。

デイトレードは、個別株のその日のその時間における売り買いを行い、値下がりしているときに購入、値上がりしているときに売却することで利益を得ます。

長期運用は、株価が上昇する株を購入し長期に持ち続けることで年に数回の配当金を得ます。その配当金を更に積立投資することで、複利的に資産を増やします。

長期運用が安定の理由

長期運用をおすすめする理由です。長期運用は、投資信託で行います。投資信託とは、個人で株を直接購入するのではなく、投資のプロにお金を預けて運用してもらう方法です。

投資する側の我々は証券会社から何に投資するかを選んで購入するわけですが、投資信託では個別株(1つの会社の株)を買うのではなく、いくつかの会社の株を少しずつ持ち寄ったパック商品(ファンド)を購入します。

ファンドは、伸びるだろう会社を100〜1000の単位でパックにした商品です。有名どころで言えば、e MAXIS Slim 米国株式 S&P500があります。アメリカを代表する会社500の株をパック商品にしたものです。

僕も積立している eMAXIS Slim 米国株式 S&P500は、S&P500指数に沿って株価が上下するファンドです。このように指数に沿うファンドに投資することをインデックス投資と言います。

アメリカは伸び続けている会社が多く、経済の中心とも言えます。ここ50年間ずっと右肩上がりで株価が上がっています。とはいえ、個別株を買って、その会社が倒産・合併などにより株価が暴落する可能性もあります。しかし、パックで買っておけば、1つの会社がダメでも他の会社がカバーしてくれるわけです。

米国株は年利4%〜8%の運用が可能です。1000万円を投資すると1年で1040〜1080万円になります。とはいえ、一度に1000万円を投資するのは不安ですし、そもそも元本がない人が殆どです。

そこで長期の積立運用が強みを見せます。毎月5万円を自動積立します。1年で60万円の投資をするわけですが、その間にも年利ぶん資産が増えていきます。この配当金を更に積立投資し続けることで複利を得ます。

5%で運用することができれば、「60万円×5%=3万円」となります。更に積立していくと、

  • 1年目 → 630000円(配当30000円)
  • 2年目 → 1291500円(配当61500円)
  • 3年目 → 1986075円(配当94575円)

と増えていきます。60万円を貯金するだけでは資産は増えませんが、積立投資では配当金が徐々に増えていくので、10年経つ頃には資産が膨れ上がります。

積立NISAを使え

積立NISAは、1年の上限40万円まで税金控除できる仕組みです。最大20年まで運用することができます。方法論が確立しており投資家なら絶対に使うべきです。

結論はこうです。

楽天証券かSBI証券でNISA口座を開設し、月33,333円の自動積立設定をします。この際、分配金を再投資する設定もしておきます。

投資する先は楽天証券の場合は「楽天VTI 全世界株式」もしくは「eMAXIS Slim 米国株式 S&P500」に積立投資をしてください。2022年時点で、投資を始める殆どの人がこの2つのファンドに投資しています。10年単位でレートを見ると、ずっと右肩上がり。安全性抜群です。

とはいえ、2022年1月~2月頃は、アメリカの制度改革によって株価が下がっています。米国株はこういうことが起こりますが、それでも数ヶ月で回復してきた歴史があります。これを信じて、長期運用できるかは自己判断が必要です。

僕は、これをチャンスと捉え、株価が低いうちに買い足して、今後の株価上昇を待っています。

独身こそFIREしやすい

生涯独身の人は増えています。日本の不況もあり経済的に結婚や子育てまで考えられない人も多いです。しかしながら、独身は結婚している人よりお金に自由があります。

この自由に使えるお金を投資に回せば、10年後にはFIREすることも可能です。40歳でFIREできたとすると、会社を辞めて、後は自由に生きていくこともできます。

また、FIREは不労所得が支出を上回れば達成と言えます。節約して支出を抑えることでFIREが近づきます。僕の場合、年の支出が150〜180万円程度です。結婚して子育てするとなったら、支出が増え、FIREは難しくなります。

「結婚してこそ幸せだ」という考え方もあろうかと思いますが、「ストレスフリーで自由に生きる」という幸せの形もあると思います。

「自分は結婚に向かない」とか「もう結婚なんて諦めた」みたいな人も、自由に生きて自分の幸せを掴んでやりましょう。逆に独身であれば、結婚生活や子育てで大変な思いをして、性格の不一致で離婚しちゃうとかのリスクがないわけで、自由があれば別の幸せが色々経験できるはずです。

FIREの出口戦略

投資で資産が十分に増えたとした上で、退職時資産を4%で切り崩して生活していくという方法があります。

投資信託による長期運用で、年利5%で運用できたとすると約3000万円あれば、年150万円の配当が貰えます。4%で切り崩すと年120万円は使っても問題ないわけです。

この1%の差があれば、資産は減らないどころか少しずつ増えていきます。年支出120万円というのは、節約しても賃貸に住んでいるだけでギリギリなので、少なくとも3500万円の資産はほしいところです。

誰でも資産を増やせる方法

僕が考える低リスクかつ資産を増やせる方法は、以下の3点です。いずれも長期運用で年単位のレートが右肩上がりなので、基本的には値下がりしても売りません。

①積立NISAで「eMAXIS Slim S&P500」に毎月33,333円を積立投資

②「eMAXIS Slim S&P500」と「楽天VTI 全世界株式」に合計月50,000円を積立投資

③余剰金は、ETF「HDV」と「SPYD」に投資

値下がりしているときは「安く買える」ことでもあるので、積立でコツコツ買っていけば問題ありません。ちなみに上記の方法は、年利4〜7%で運用できるよう構築してあります。ただ、世界情勢などで下がることもあります。

低リスク(安全第一)なので、あまり攻めてはいません。ETFが入っているのは、高配当(3.5%程度)が得られるため、いずれは配当金生活も目指せるように積立の下地づくりをしたというかんじです。

ETFは、上場投資信託という意味ですが、基本的に投資信託と何ら変わりません。僕が投資しているETFは、高配当株と言われるもので、配当が高く年利も右肩上がりになっているものを選んでいます。

配当が高いけど年利は右肩上がりになっていないETFが沢山あります。これを選んでしまうと資産が増えていきません。

リスク分散

上記の3点は全て投資信託とETFで、パック商品となっています。この時点である程度のリスク分散ができています。

理想は米国株と全世界株をバランス良く買うのが良いのですが、僕は「経済の中心であるアメリカがダメなら他もダメだろう」との考えがあるため、米国株のパック商品を多く扱っています。

リスク分散の方法としては、国で分けることも大切ですが、「企業のジャンルで分ける」ことも大切です。この点も上記の方法でリスク分散できています。

最後に

投資は自己責任です。このブログでは投資の情報を提示していきますが、最後は自己判断です。大損しないためには、まず少額で投資をやってみてください。

やっていると株価のことや投資の知識が増えていきます。逆にやってみないと分からないことが多いとも言えます。僕は、YouTubeや書籍から入り、1ヶ月ほど準備をし、投資をスタートしました。

読みやすさと初心者向けの投資の考え方を学ぶ上で、厚切りジェイソンの「ジェイソン流 お金の増やし方」はとても参考になりました。ぜひ読んでみてください。

投資

Posted by Cozy