【公認心理師試験対策】共同注意と指差し行動、奥行き知覚と視覚的断崖、視覚的選好法と社会的参照

2020年11月23日

共同注意と指差し行動

共同注意

共同注意は、生後9〜10ヶ月頃に出現します。親がふとどこかに目を向けたときに、乳児も親が見ている方向を追うようにして注意を向けます。これを共同注意と言います。大人になっても、誰かがふとどこかを見たときに目で追ってしまいます。本能的な特性と言えます。自閉スペクトラム症の子どもには見られにくいため、アセスメントの際に利用されることもあります。

指差し行動

指差し行動は、共同注意と同時期、9〜10ヶ月頃に出現します。乳児が興味のあるものに対して、指で指して、示すようになります。これを指差し行動と言います。これも自閉スペクトラムのアセスメント利用されます。

奥行き知覚と視覚的断崖

奥行き知覚

奥行き知覚とは、物を立体的に捉えることです。遠い近いということが感覚的に掴めてきます。

視覚的断崖

ギブソン(Gibson,E.j.)は、奥行き知覚を獲得する年齢を把握するために、視覚的断崖という実験を行いました。高さのある台に乳児を乗せて、透明な板の上を渡らせる実験です。向こう側にいる母親が呼んだ時、透明な板の上を渡るのですが、この時に怖がる躊躇する動作をしたり、透明な板を触って確かめたりする動作がある場合に、奥行き知覚が発達していると言えます。恐怖を感じるというよりは、「行けない」と本能的にブレーキをかけるかんじです。

視覚的選好法と社会的参照

視覚的選好法(選好注視法)

視覚的選好法は、選好注視法とも言います。これは、ファンツ(Fantz,R.T.)が対人認知の発達を調べるために用いた実験の名称です。子どもに色々な模様などを見させて、それを注視した時間を測定します。この際、対人認知の発達がみられる乳児はシンプルなものよりも複雑なものを注視する時間が長くなります。特に人の顔を見る際に注視する時間が長くなります。人の顔は表情が変化したり、鼻の高さなど部分的な違いがあるため、長く注視されるとされています。

社会的参照

社会的参照は、乳児が親などの行動や反応をみて、未知のモノに対する態度を決めることです。この頃には、表情も認識し始めているとされています。親が悲しい顔をしたら、泣き出したり、微笑みかけると同じように笑ったりします。